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Tokutei Transport › 事故・故障・異常気象

事故・故障・異常気象のときのトラック運転者の対応

テキスト第2章(運行業務)では、事故を起こしたとき、車が故障したとき、遅れたとき、異常気象や地震のときの対応を学びます。試験では対応の順番や、発炎筒の有効期限などの数字がよく問われます。わかりやすくまとめました。

最終更新:2026-10-12

ひと目でわかる要点

1. 交通事故を起こしたとき:5つの対応

  1. 負傷者を救護する。小さな事故でもすぐ運転を止め、けが人や荷物の状態を確認します。けが人がいれば周りの人にも手伝ってもらい、119番で救急車を呼び、到着まで応急手当をします。
  2. 続発事故を防ぐ。事故車を路肩や空き地など安全な場所に移し、ハザードランプをつけ、発炎筒で後続車に知らせます。高速道路では停止表示器材も見やすい位置に置きます。「事故車はその場に止めておく」は誤りです。
  3. 安全な場所へ逃げる。対応が終わったら、車の中や道路に残らず、ガードレールの外などへ移ります。高速道路ではとくに大切です。
  4. 警察に知らせる。日時と場所、死傷者の数とけがの程度、壊れた物、積載物、現場でとった対応を伝えます。
  5. 会社に知らせる。事故と荷物の状況を伝え、運行管理者の指示を受けます。自分で連絡できなければ、周りの人に頼みます。

2. 事故現場でしてはいけないこと・すること

3. 車が故障したとき

一般道路

ハザードランプで後続車に知らせ、速度を落とします。ブレーキを踏んでも速度が落ちないときは、シフトダウンを繰り返してエンジンブレーキと排気ブレーキで減速します。車が止まるまでエンジンを切りません。電気がすべて止まり危険だからです。路肩など交通の妨げにならない場所に止めて駐車ブレーキをかけます。

高速道路

ハザードランプをつけて走り、できるだけサービスエリアかパーキングエリアまで行きます。無理なら急ブレーキをかけずにゆっくり減速し、路肩や非常駐車帯に止め、発炎筒と停止表示器材で知らせ、非常電話か道路緊急ダイヤル(#9910)で通報します。非常電話は1キロメートルおき(トンネル内は200メートルおき)にあり、故障の内容とキロポストを伝えます。「急ブレーキでその車線上にすぐ止める」は誤りです。

その後

すぐ会社に報告し、踏切やトンネルのある道を避ける、近くの整備工場へ向かうなどの指示を受けます。故障部分の点検はサービスエリアなど安全な場所で行い、高速道路上で車の周りを動き回りません。踏切内で動けなくなったら、非常ボタンや発炎筒で知らせ、何もせずに待つことはしません。

4. 運行が遅れたとき

出発の遅れ、事故や故障、異常気象、渋滞、体調の悪さなどで遅れることがあります。会社に報告し、運行管理者の指示を受けます。伝えるのは、名前・車番・営業所、遅れの理由、道路の状況、到着できそうな時間、事故や故障の有無です。決めていないのに自分の判断でお客様に連絡したり、遅れを取り戻そうと速度を上げたりしてはいけません。

5. 発炎筒と消火器

用具覚えること
非常信号用具赤色懐中電灯と発炎筒の2種類。どちらかを車に備える
発炎筒有効期限は4年。本体をひねって外キャップを外し、キャップと本体をこすって点火。こするときは本体を前に向ける
消火器有効期限は10年。安全ピンを上に抜き、ホースの先を持って火元に向け、レバーを強く握る。ホースの途中を持つとうまく発射できないおそれ

6. 異常気象

大雨、大雪、強風、濃霧などが異常気象です。運行の中止など、運行管理者の指示に従います。途中で巻き込まれたら安全な場所に逃げ、会社に連絡して指示を受けます。自分の判断で運転を続けてはいけません。

7. 地震

運転中に警戒宣言が出されたら、速度を落とし、カーラジオで情報を聞いて行動します。「キーを抜いてドアをロックする」は誤りです。

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よくある質問

事故を起こしたら最初に何をしますか?

すぐ運転を止め、けが人がいないか確認して救護します。周りの人に手伝ってもらい、119番に電話し、応急手当をします。その後、続発事故の防止、避難、警察と会社への連絡です。

軽い事故なら相手と示談してよいですか?

いいえ。損害賠償は会社が行います。運転者が現場で示談の話をしてはいけず、求められても断ります。

発炎筒と消火器の有効期限は?

発炎筒は4年、消火器は10年です。試験ではこの2つの数字を入れ替えた問題が出ます。

地震で車を道路に置いて逃げるとき、キーは?

キーは付けたままにし、窓を閉め、ドアはロックしません。必要なときに車を動かせるようにするためです。

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