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積み付け・固縛・過積載:トラックならではの出題範囲
トラックの試験がタクシーやバスと違うのは、荷物に関する知識があるからです。Tokutei Transportの「試験のコツ」で強調している荷役のポイントをまとめました。出題されやすい場所と、その理由をあわせて確認できます。
最終更新:2026-10-07
ひと目でわかる要点
- 3つ荷崩れを防ぐ要素:積み付け・固縛・運転
- 5種類資材のグループ、それぞれ役割は一つ
- 0過積載に認められる理由
- 3点支持荷台への昇降
この分野が大切な理由
試験の範囲は運行業務、荷役業務、安全衛生で、荷物の扱いは付け足しではありません。外国人向けテキストにも荷役の章があります。問題は荷役の正しい決まりの一か所だけを変えることが多いため、答えを覚えるだけでなく決まりを理解することが必要です。
1. 過積載:どんな理由も認められない
過積載は、トラックが積んでよい量を超えて積むことです。例外はなく、顧客に頼まれた、給料が心配、やむを得ない、といった理由でも許されません。問題では、気の毒な理由(大事なお客様、仕事を失う不安)をつけて「禁止」を「許可」に見せかけることがあります。正しい行動ははっきり断ることで、それでも求められたら、すぐに運行管理者か会社に伝えます。
理由も覚えておきましょう。過積載は制動距離を長くし、車の釣り合いを悪くして横転しやすくし、会社も車両の使用停止などの処分を受けます。
2. 「しっかり縛れば十分」は誤り:3つの要素
荷崩れを防ぐには、①積み付け、②固縛、③運転方法の3つがすべて必要です。一つ欠けても効きません。積み方が悪いとロープが緩み、運転が荒いと荷が動きます。「しっかり縛れば十分」「シートだけで十分」という文は一つの要素しか挙げていないため、疑いましょう。走行中も固縛を再確認します。テキストでは、一般道は4時間ごと、高速道路は2時間ごとに、安全な場所に止めて確認します。
3. 偏荷重:荷物が一か所に寄ること
荷物が一か所に寄ると、重心が荷台の中央からずれます。左右にずれるとハンドル操作に影響し、横転することがあります。前にずれると制動力は同じでも停止距離が長くなります。大型車では、前や後ろに重い荷物を寄せると軸重の限度を超えることもあります。重い荷物や重心が判断しにくい荷物は、自分だけで決めず、運行管理者か荷主に確認し、重心が荷台の中央近くになるように積みます。
4. 資材:すき間を埋めることと固定は別
テキストは資材を役割ごとに5つに分けています。
| 役割 | 資材の例 |
|---|---|
| 荷物のすき間を埋める | エアバッグ、段ボール、発泡材、パレット |
| 荷物を固定する | ラッシングベルト、ワイヤロープ、合成繊維ロープ、スチールバンド |
| 荷物同士の衝突を防ぐ | 段ボール、合板、パレット、プラスチックシート |
| 荷物とロープの間に当てる | 角あて、布製のパッド |
| パレット荷の荷崩れを防ぐ | ストレッチフィルム、防振パッド、滑り止めシート、水平バンド |
誤りの文は役割を入れ替えることが多く、たとえば「エアバッグは荷物を荷台に固定するために使う」のようになります。「すき間を埋める、固定する、衝突を防ぐ、クッションにする」のどれかを自分に問いかけましょう。
5. トラックの死角
トラックの左側と左後方にはミラーに映らない死角があり、歩道の自転車が入り込みやすい場所です。左ドアの下にある安全窓はこの死角をなくすためにあるので、物やカーテンでふさいではいけません。「ミラーに映っていなければ左折してよい」は誤りで、横断歩道の手前で止まり、左右を目で直接確認します。
6. 左折、後部の振れ、後退
- 長いトラックは曲がるとき後輪が前輪より内側を通ります(内輪差)。左側の二輪車や歩行者を巻き込みやすくなります。
- 左折は左端から始めます。先に右へ振るのは不可で、二輪車を巻き込み、対向車や右車線の後続車に当たるおそれがあります。
- 曲がるときに後部が振れます(リヤ・オーバーハング)。右折では左のミラーを見ます。
- 後退はカメラだけに頼りません。カメラは目の代わりになりません。
- 荷役のときの荷台の昇降は3点支持で行います。両手両足の4点のうち1点を動かすとき、残りの3点で体を支え、飛び乗り・飛び降りはしません。
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よくある質問
過積載に例外はありますか?
ありません。アプリの「試験のコツ」では、過積載にはどんな理由も認められません。顧客に頼まれた、給料が心配などの理由をつけて許されるとする文は誤りです。
荷崩れを防ぐには何が必要ですか?
積み付け、固縛、運転方法の3つがすべて必要です。しっかり縛れば十分のように一つの要素だけを挙げる文は疑いましょう。
偏荷重はなぜ危険ですか?
重心が中央からずれるためです。左右ならハンドル操作に影響して横転しやすく、前ならば停止距離が長くなります。
ミラーに人が映っていなければ左折してよいですか?
いいえ。左側と左後方に死角があるため、止まって左右を直接確認し、ミラーだけに頼りません。